Hanatani Garden Works

顔がパンパンに腫れた。毛虫?植物かぶれ?高木伐採の現場で起きた皮膚炎

PVアクセスランキング にほんブログ村

こんにちは。ハナタニガーデンワークスの町田です。

植木屋をしていると、切り傷や虫刺されなどは珍しくありません。

私自身、多少の痒みや虫刺されなら「まあ、現場仕事やしな」と済ませてしまうことがあります。

ところが先日、高木が茂る現場で伐採作業をしたあと、これまで経験したことがないほど顔が腫れるということがありました。

今回はその体験と、「いったい何が原因だったのか?」について調べたことを書いてみたいと思います。


最初は、首元の「チクッ」から始まりました

始まりは、高木が茂る現場で伐採作業をしていた時でした。

作業中、首元に「チクッ」としたような違和感がありました。

虫に刺されたのかな?と思ったものの、その時点では大した症状ではありません。

植木屋をしていると、枝葉の中へ体を入れることも多いので、このくらいなら気にせず仕事を続けます。

ところが、その日の夜。

首周辺にブツブツが出始め、かなり強い痒みが出てきました。

そして数日経つと、症状は首だけでは済まなくなりました。

痒みが身体のあちこちに広がり、さらに顔面と目の周りが激しく腫れ、視界まで塞がるような状態になりました。

さすがにこれは、普通の虫刺されとは違うなと感じました。

1週間ほど経つと顔の腫れは少しずつ引いてきましたが、皮膚炎自体はまだ残っています。

痒くて掻いてしまうと皮膚が傷つき、液がにじむほどです。

なかなかしつこい。


「犯人はアブか?」と思ったのですが……

そして今日、別の現場で作業していると、黄緑色っぽいアブのような虫を見かけました。

そこでふと思いました。

「もしかして、あの時もアブにやられたんちゃうか?」

最初に首元で「チクッ」とした感覚があったので、話としてはつながります。

ただ、症状の出方を調べてみると、少し違うようです。

アブなどの吸血性昆虫に刺された場合は、一般に刺された場所を中心として比較的早く痛みや腫れが出ます。

今回のように、最初は首周辺だったものが、時間をかけて強い痒みや皮膚炎として広がっていったという経過だけでは、単純なアブ刺症とは言い切れません。

では何だったのか。

もちろん診察なしに原因を特定することはできませんが、現場環境を考えると、いくつか候補があります。


可能性① 毛虫の毒針毛

植木屋にとって要注意なのが毛虫です。

特にチャドクガなどの毛虫には、非常に細かな毒針毛があります。

厄介なのは、毛虫そのものに直接触れなくても皮膚炎を起こすことがあることです。

枝を切ったり、葉を揺らしたりした際に毒針毛が飛散し、首元や袖口などから入り込むことがあります。

しかも細かいため、作業中には原因に気づかないことがあります。

後になって強烈な痒みが出て、「何にやられたんやろ?」となるわけです。

毒針毛が衣服に残る可能性もあるため、毛虫が疑われる場合は皮膚をこすらず、衣類の扱いにも注意が必要です。


可能性② 植物によるかぶれ

もう一つ考えられるのが、植物による接触皮膚炎です。

ウルシの仲間など、触れることで強い皮膚炎を起こす植物があります。

こうしたアレルギー性接触皮膚炎は、触れた直後ではなく、数時間から数日経ってから強い痒みや発疹が出ることがあります。

現場では木だけを触っているわけではありません。

ツル植物や下草、落ち葉など、さまざまな植物に身体が触れます。

特に伐採現場では、枝葉を抱えたり、切った枝を運んだりします。

知らないうちに原因となる植物に触れていた可能性も考えられます。


可能性③ ダニなどの小さな生き物

山林や草木の多い場所では、ダニなどの小さな生き物もいます。

種類によって症状や経過は異なるため、発疹だけを見て「これはダニ」「これは毛虫」と自分で判断するのは難しいところです。

特に発熱など全身症状が出た場合は、単なる虫刺されと決めつけず、医療機関を受診した方が安心です。

今回についても、症状だけから原因を断定することはできません。

ただ、高木や草木が茂った環境では、虫だけでなく植物そのものも皮膚トラブルの原因になり得るということは、改めて意識しておきたいと思いました。


アナフィラキシーとは何が違うのか

今回、顔が大きく腫れたことで気になったのが「アナフィラキシー」です。

アナフィラキシーは、原因物質に触れたり、虫に刺されたりした後、比較的短時間で全身に症状が現れる重いアレルギー反応です。

じんましんだけでなく、息苦しさ、嘔吐、血圧低下、意識障害などが急速に現れることがあり、緊急の対応が必要になります。

一方、アレルギー性接触皮膚炎などの遅れて現れるアレルギー反応は、数時間から数日かけて症状が出てくることがあります。

今回の経過は、少なくとも典型的な「刺された直後に急激な全身症状が出る」というパターンとは違いました。

ただし、顔や目の周囲が強く腫れる、呼吸が苦しい、喉に違和感がある、意識がおかしいといった症状があれば、自己判断せず早急に医療機関へ相談するべきです。

ここは「現場仕事だから仕方ない」で済ませてはいけないところだと思います。


高木・草木の多い現場では首元を守る

今回の経験から、まず見直そうと思ったのが首元です。

長袖、長ズボン、手袋をしていても、意外と無防備なのが首です。

上を向いて枝を切っていると、切りくずや葉、虫などが上から落ちてきます。

タオルやネックカバーなどを使い、できるだけ服の中へ異物が入り込まないようにすることが大切だと感じました。

特に毛虫の多い時期や、長期間手が入っていない庭では注意した方がいいでしょう。


作業が終わった後も油断しない

現場から帰った後の対応も重要です。

毛虫の毒針毛などが疑われる場合、作業服に原因物質が付着している可能性があります。

そのまま家の中へ持ち込んだり、他の衣類と一緒に扱ったりすると、別の場所へ広げてしまうこともあります。

作業後は早めに着替え、皮膚に異常があればこすったり掻いたりせず、原因に応じた適切な処置が必要です。

そして今回の私のように、顔が大きく腫れる、強い痒みが続く、水疱や皮膚から液が出るといった症状があるなら、我慢せず皮膚科を受診する。

これが一番大切だと思います。


「いつもの虫刺され」と思わないことも現場の安全管理

植木屋を10年近くやっていると、虫に刺されたり、草で皮膚が痒くなったりすること自体には慣れてしまいます。

でも、慣れは怖いですね。

今回のように症状が強く出ると、「いつものこと」で済ませてはいけないケースがあることを実感します。

庭仕事や森林作業では、刃物や機械、高所作業だけが危険ではありません。

蜂、アブ、毛虫、ダニ、植物など、目立たないところにも現場のリスクがあります。

原因を知り、装備を整え、異変があれば早めに対処する。

こういうことも、長く仕事を続けるための現場管理なんだと思います。


高木の剪定・伐採は無理をせずプロへ

高木の剪定や伐採は、落下やチェーンソーなどの危険だけでなく、今回のように枝葉の中へ入ることで虫や植物に触れるリスクもあります。

「自分でやってみよう」と思うこと自体は悪くありませんが、高さがある木や、長期間放置されて枝葉が密集した木は無理をしないことをおすすめします。

ハナタニガーデンワークスでは、庭木の剪定・高木剪定・伐採などのご相談も承っています。

大阪府八尾市周辺で庭木のお手入れにお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

▶ ハナタニガーデンワークスへのご相談はこちら


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

よかったら👇のボタンをクリックお願いします🙇‍♂️

にほんブログ村 花・園芸ブログ 造園業・植木屋へ
にほんブログ村

一覧に戻る
更新: 2026/9/4