今日は少し変わった話です。
六甲アイランドの集合住宅で、低木の植込み刈込作業をしていた時のことです。
植込みの中から、鮮やかな赤色の昆虫を発見しました。
最初に見た瞬間は、「赤いクワガタムシや!」と思いました。
珍しい昆虫だと思い、飼育してみようと持ち帰ったのですが、調べてみると全く違いました。
その正体は「ヒラズゲンセイ」という有毒昆虫。
正直、少しがっかりしました。
ところがさらに調べると、今度は「幻の昆虫」と呼ばれる希少種だということがわかりました。
植木屋をやっていると、本当にいろいろな生き物と出会います。
ヒラズゲンセイとは?
ヒラズゲンセイは、ツチハンミョウ科に属する昆虫です。
大きさは22〜31mmほど。
特徴は、鮮やかな朱色の体です。
頭部や大顎、触角、脚は黒色をしていて、オスは特に頭部と大顎が大きく発達しています。
見た目はクワガタムシに少し似ていますが、分類上は全く別の昆虫です。
幼虫はクマバチの巣に寄生して成長するという、少し変わった生態を持っています。
もともとは南方系の昆虫ですが、近年は温暖化の影響もあり、関西以西でも確認例が増えているようです。
活動時期は6月頃が多く、今回発見したタイミングとも一致していました。
危険性・注意喚起
ここが今回の記事で一番お伝えしたい内容です。
ヒラズゲンセイの体液には、「カンタリジン」という有毒物質が含まれています。
この体液が皮膚に付着すると、やけどのような水ぶくれや炎症を起こすことがあります。
そのため、絶対に素手で触らないでください。
植込みの刈込みや庭木の手入れをしていると、思わぬ場所で出会う可能性があります。
特に6月頃は活動時期でもあります。
赤いクワガタのような昆虫を見つけても、安易に捕まえないよう注意してください。
もし発見した場合は、地域の博物館や昆虫の専門機関へ連絡するのが望ましいと言われています。
その後の話
持ち帰った後、写真を撮って観察していました。
珍しい昆虫だったので、しばらく飼育できるかもしれないと思っていました。
ところが翌朝確認すると、残念ながら死んでいました。
少し残念な気持ちもありましたが、非常に貴重な体験だったと思います。
植木屋の仕事は植物だけではありません。
昆虫や鳥、小動物など、さまざまな生き物と出会える仕事でもあります。
今回もまた、現場だからこそ出会えた経験でした。
まとめ
6月は植込みの管理や庭仕事が増える時期です。
もし赤いクワガタのような昆虫を見つけたら、まずはヒラズゲンセイを疑ってみてください。
そして、決して素手では触らないようにお願いします。
庭仕事をしていると、思わぬ発見や出会いがあります。
それもまた、この仕事の面白さのひとつです。
庭木管理や植込み管理のご相談は、お気軽にご連絡ください。
https://lp.hanatanigardenworks.com/
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