先月、キンモクセイの強剪定を行いました。
お客様からは以前から「もっと小さくしたい」というご相談をいただいていました。
ただ、その時すぐに強剪定をしたわけではありません。
そこには植木屋としての判断基準があります。
今回は、なぜ冬ではなく春に強剪定を行ったのか、その理由をお話ししたいと思います。
① 経緯・お客様の要望
前年の秋、キンモクセイの花が終わったタイミングで刈り込み作業を行いました。
その際、お客様から「もっと小さくしたい」というご要望をいただきました。
しかし、その時点では冬を迎える直前でした。
強剪定を行うこともできましたが、木への負担を考え、その場では見送りました。
そして春の芽吹きのタイミングまで待つことにしました。
② なぜ冬の強剪定は避けるのか
キンモクセイに限らず、多くの庭木は冬になると休眠状態に入ります。
人間でいう冬眠のような状態ですね。
この時期に大きく枝を切ると、木が大きなダメージを受けたまま冬を越すことになります。
その結果、樹勢が弱ったり、最悪の場合は枯れてしまうこともあります。
特にキンモクセイは、強剪定後の回復に時間がかかる樹種です。
だからこそ、冬前の強剪定は基本的に避けるのがプロとしての判断になります。
③ なぜ春に強剪定するのか
ここが今回の一番大切なポイントです。
春は木が新芽を出し始める時期です。
私は木の内部で芽吹いているところを狙って強剪定します。
芽吹いた場所で切ることで、その後の回復が早くなるからです。
春の強剪定は、いわば「木の勢いを利用する」イメージです。
ただ小さくするために切るのではなく、切った後にしっかり再生できるタイミングを選ぶことが大切なのです。
④ 強剪定のポイント
強剪定はただ枝を短くする作業ではありません。
まず内部で芽吹いている場所を確認します。
その上で、どこまで縮めるかを判断します。
また、一度に切りすぎるのも禁物です。
木の状態を見ながら少しずつ整える方が安全な場合もあります。
剪定後は木の回復を見守り、必要に応じて肥料や水やりでサポートすることも有効です。
⑤ キンモクセイの特性
キンモクセイは秋になると甘い香りの花を咲かせる人気の庭木です。
しかし、その一方で成長が早く、大きくなりやすいという特徴があります。
放置すると建物の高さ近くまで成長することも珍しくありません。
また、花芽は春から形成されるため、夏以降に強く剪定すると花芽を落としてしまうことがあります。
花を楽しみたい場合は花後の軽い刈り込み。
樹高を縮めたい場合は春の強剪定。
この使い分けが大切になります。
⑥ まとめ
剪定は単純に「切ればいい」というものではありません。
木の種類や状態によって、適切な時期も方法も変わります。
「いつ切るか」「どう切るか」を判断することが、プロとしての大切な仕事です。
キンモクセイが大きくなりすぎて困っている方や、花を楽しみながら管理したい方はお気軽にご相談ください。
詳しくはこちら👇
https://lp.hanatanigardenworks.com/
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