Hanatani Garden Works

剪定の時に意識していること。プロが見ている「不要枝」の話。

■ プロは「どこを切るか」より、「何を切るか」を見ています

剪定というと、

「どこを短くするか」

「どこを切れば小さくなるか」

を考える方が多いと思います。

でも、実際に現場で僕たちがまず見ているのは、

「何を切るべきか」です。

つまり、「不要枝(ふようし)」と呼ばれる枝。

この不要枝を理解するだけで、

庭木の見え方も、剪定の考え方もかなり変わります。

今回は、プロが実際に意識している「不要枝」について、わかりやすく解説したいと思います。


■ 不要枝とは?

不要枝とは、

樹形を乱したり、風通しを悪くしたり、木に負担をかける枝のことです。

剪定では、まずこの不要枝を整理することが基本になります。

剪定で切るべき不要枝の種類図解


① ひこばえ(やご)

根元や根の近くから勢いよく出てくる枝です。

木の栄養をかなり使うため、基本的には早めに除去します。


② 幹ぶき(胴ぶき)

幹の途中から突然出てくる小枝です。

樹形を乱しやすく、見た目もごちゃつくため不要になることが多いです。


③ 徒長枝(とび枝)

上に向かって一直線に勢いよく伸びる枝です。

勢いはありますが、軟弱で風通しを悪くしやすい特徴があります。

オリーブやシマトネリコでもよく出ます。


④ さかさ枝(さがり枝)

本来の樹形に逆らう方向へ伸びる枝です。

下向きだったり、不自然な方向へ伸びることで、樹形を崩してしまいます。


⑤ ふところ枝

木の内部にある弱い小枝です。

内部が込み合う原因になり、日当たりや風通しを悪くします。

病害虫が発生しやすくなる原因にもなります。


⑥ 平行枝

同じ方向へ平行に伸びている枝です。

枝同士が競合して混み合いやすいため、どちらかを整理することが多いです。


⑦ 車枝

1か所から何本も枝が放射状に出ている状態です。

見た目が重くなり、枝元も弱くなりやすいため整理します。


⑧ からみ枝

枝同士が交差したり、絡み合っている枝です。

擦れ合って傷ができ、病気の原因になることがあります。


■ なぜ不要枝を切るのか

不要枝を整理する理由は、単に「見た目」だけではありません。

風通しを良くすることで、病害虫の予防になります。

さらに、

日光が木全体に届くようになり、健康的な枝葉が育ちやすくなります。

そして何より、

木の栄養を必要な枝へ集中できるようになります。

結果として、

自然で美しい樹形になっていくんです。


■ 現場では「木全体のバランス」を見ています

実際の現場では、

まず木全体を見ます。

そして、

「どの不要枝を整理するか」を考えます。

ただ、ここで大事なのが、

不要枝を全部切ればいいわけではないということです。

一度に切りすぎると、

木へのダメージが大きくなります。

だから、木の状態や季節、樹種によって判断を変えています。

僕自身、現場では

「どこを切るか」ではなく、

「木全体のバランス」を見ながら剪定しています。

不要枝だからといって、取り除くとバランスが崩れる場合は、あえて残すこともあります。

木によって正解は違います。

だから剪定って、単純な作業ではなく、かなり感覚的な部分も大きいんです。


■ 不要枝を知るだけで、庭木の見え方が変わります

今回紹介した不要枝を知っておくだけでも、

普段見ている庭木の印象はかなり変わると思います。

「この枝、不要枝かも?」

そんな視点で木を見ると、剪定の考え方も理解しやすくなります。

もし自分で剪定する場合は、ぜひ参考にしてみてください。

そして、

「難しいな」

「どこを切ればいいかわからない」

と感じたら、無理せずプロに相談してください。

庭木のご相談はこちら👇

https://lp.hanatanigardenworks.com/

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更新: 2026/5/22